Q2:ナノアマンド®は、従来から販売されていたクラスターダイヤモンド、納米金剛石超微粉末などのナノダイヤモンド®
  商品と何処が違いますか?

A2両者共に同じ軍事用火薬Composition Bの爆轟法によって作られますが、クラスターダイヤモンドは、粗製生物から、副生物の煤を熱硝酸で酸化して除くことによって得られる一次生成物で、60-200 nmに亙って広い粒度分布を示す、多結晶系です。粉末X線回折強度から求められる干渉性散乱領域(大きさ4-5 nm)に相当する単結晶一次粒子(grain)が、無定形炭素から成るgrain boundaryによって疎結合して出来ている凝膠混合物と考えられます。
ナノアマンド®は、クラスターダイヤモンドを、ビーズミリングによって更に解膠して、単結晶一次粒子を取り出したもので、二次生成物に相当します。小角X線散乱、動的光散乱、TEMイメージの画像処理などによって得た粒径の平均値4.6±0.6 nmは上記干渉性散乱領域の大きさと一致することから、立方晶ダイヤモンド単結晶一次粒子に相当するとさられています。ただし、粒子表面は未処理で、含酸素官能基群、部分黒鉛層などを含む複雑な構造をもち、その意味で未完成品です。標品となるような最終生成物は、ナノアマンド®の表面を再構築し、例えばすべてC-H結合で覆った、均一な表面を持つナノダイヤモンド粒子となる予定ですが、未知です。予備的な分子モデリングによると、ナノアマンド®一粒子当たりの原子数はおよそ5000、表面原子の割合は約20%と推定されています。