Q4:1,2年前に炭素ナノ粒子は生物に有害ではないかという風評が流れました。ナノアマンド®は大丈夫でしょうか?

A4:ナノ粒子全般の健康リスク、生体許容性については、現在世界工業先進国において、それぞれ公的機関による広範かつ厳正な実験的調査が行なわれていますので、その報告を待ちたいとおもいます。わが国ではNEDOの資金援助のもと、産業総合技術研究所が主体となって、大掛かりなナノ粒子社会受容性調査プロジェクトが進行中で、ナノアマンド®は平成20年度に調査が行なわれる予定になっています。ナノ炭素研究所では結果を完全公表する予定です。

ナノアマンド®については、既にアメリカDayton大学Dai教授によって詳細な生体許容性研究が行われ、細胞毒性は皆無、遺伝子毒性も確定できないほど弱いという結果が得られています。結果は以下の文献に公表されています:

1.“Differential biocompatibility of carbon nanotubes and nanodiamonds,” Schrand, A. M.; Dai, L.; Schlager, J. J.; Hussain, S. M.; Ōsawa, E. Diam. Rel. Mater. 2007, 16[12], 2118-2123.



2.“Are diamond nanoparticles cytotoxic?”, Schrand, A. M.; Huang, H.; Carlson, C.; Schlager, J. J.; Ōsawa, E.; Hussain, S. M.; Dai, L.; J. Phys. Chem. B. 2007, 111[1], 2-7.



3.“Cytotoxicity and genotoxity of carbon nanomaterials”, Schrand, A. M.; Johnson, J.; Dai, L.; Hussain, S. M.; Schlager, J. J.; Zhu, L.; Hong, Y.; Ōsawa, E. in Safety of Nanoparticles: From Manufacturing to Clinical Applications,Webster, T. (Ed.), Springer Verlag, xxx, in press.